実家×海外インテリア|両親との思い出を残しながら叶えるアイデア
築45年以上の実家を大きく変えずに、海外インテリアを取り入れる方法を解説。思い出を残しながら整えた、私自身の実家の実例を紹介します。
実家を「海外インテリア」にしたいと感じる理由
暮らしの価値観が変わる50代だからこそ、“心地よさ”を基準に見直したくなる。
子育てが一段落し、これからの暮らしを自分軸で考え始める50代。実家に戻る、受け継ぐ、活かすといったタイミングで、「この家を、もっと心地よくできないか」と感じる方が増えています。
海外インテリアが支持される理由は、流行よりも自然体・経年美・暮らしやすさを大切にしている点。実家の持つ歴史や素材と相性が良く、無理なリノベーションをしなくても取り入れやすいのが魅力です。

海外インテリアは「壊さず・足す」が基本
構造はそのまま、要素を足すだけで印象は大きく変わる。
実家リノベは最小限がうまくいく理由
- 思い出の詰まった建具や床を活かせる
- コストと工期を抑えられる
- 年齢を重ねても管理しやすい
海外インテリアは「完成させすぎない」余白が特徴。完璧を目指さず、今あるものを活かす視点が重要です。
「変えない部分」を先に決める
例えば、
- 無垢床や和室の柱
- 両親の思い出が詰まったダイニングテーブルと木枠のソファー
- 母の好みで集められた工芸品たち
これらを残す前提で考えることで、実家ならではの深みが生まれます。
実家×海外風を叶える3つのインテリア要素
海外風は「色・素材・灯り」の考え方を少し変えるだけで叶います。

① カラーパレットは「アースカラー+オフホワイト」
海外インテリアの本質は、流行色ではなく“自然と調和する色”。
海外風インテリアというと、
「ベージュ・生成り・グレージュ・オフホワイト」
といった配色提案をよく見かけます。
確かに間違いではありませんが、実際に海外で暮らしてきた感覚から言うと、少し物足りなさを感じることもあります。
私が感じる海外インテリアの基本は、
👉 アースカラー+オフホワイト
アースカラーとは、
- 土や砂を思わせるブラウン
- 植物のようなオリーブグリーン
- 焼き物のようなテラコッタ
といった、自然そのものから生まれた色です。
ベージュやグレージュは今の流行色でもありますが、
使い方によっては色がぼやけ、空間がのっぺりと見えてしまうことも。
「シンプルだけど、どこか深みのある空間」
そんなシンプルすぎないミニマリストを目指す方には、
アースカラーを取り入れることをおすすめします。
② 素材は「完璧より、味わい」を選ぶ

実家には、きれいすぎない素材がよく似合う。
海外インテリアでは、
- 木の節
- 手仕事のムラ
- 使い込んだ質感
を“欠点”ではなく“魅力”として扱います。
実家に残る家具や建具も、
新品にはない時間の重なりがあります。
そこにリネンやウール、陶器など自然素材を重ねることで、
無理のない海外風インテリアが完成します。
③ 照明は“雰囲気づくり”の要
間接照明工事をする前に、まずはキャンドルひとつで十分です。
間接照明というと、
「工事が必要」「配線が面倒」と感じる方も少なくありません。
そこで、IKEAにあるLEDテープライトを使った間接照明のアイデアをよく見かけます。
それらも手軽で良い方法ですが、
ナチュラルで自然体な海外インテリアを目指すのであれば、
キャンドルをひとつ取り入れるだけで、空間は十分に整います。
キャンドルをひとつ置くだけで、
空間は一気に海外の暮らしの雰囲気へと変わります。
ベッドサイドで、読みかけの本の上にキャンドルが置かれている
そんな海外インテリアの写真を、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

あれは「飾っている」のではなく、
暮らしの中に自然と溶け込んでいる、日常の一部。
その感覚こそが、海外インテリアらしさだと私は感じています。
キャンドルだけで空間の雰囲気は驚くほど変わります。
さらに、香り付きキャンドルなら視覚+香りの癒しもプラス。
実家の夜時間を、
静かで、あたたかく、心がほどけるひとときへ。
日々のストレスをその日のうちに手放すために、キャンドルは、そんな空間づくりの最初の一歩として、とても優秀な存在です。
実例|実家の良さを尊重しながら整える、海外風インテリア
変えるより、“選び直す・整える”だけで空間は生まれ変わる。
私の場合、自分の感性と近いこともあり、
母のインテリアセンスは「長く付き合える良いもの選び」をしていると感じています。
だからこそ、実家を海外風に整える際も、
「壊す」「入れ替える」ではなく、
今あるものを活かす提案を大切にしました。
築45年以上の実家で実際に行ったのは、
リノベーションではなく“調整と見直し”です。
リビング|印象を決めるのは「量」と「余白」

家具を変えなくても、見直すポイントはたくさんある。
リビングで行ったのは、次のような小さな調整です。
- ソファのカバーを張り替え
木枠の本体はそのままに、素材と色だけを海外インテリアらしい落ち着いたものへ。 - クッションの見直し
数ではなく、大きさ・ボリューム・素材感・色の組み合わせを重視します。
おすすめは、50×50cmサイズの、ふっくらとしたクッションを厳選すること。それだけで、ソファのくつろぎ感は格段に高まります。
さらに、季節に合わせ、素材や色を少しだけ入れ替えると、さりげなく海外インテリアらしい上級感が生まれます。 - 飾り棚は「整理」ではなく「余白づくり」
すべて飾らず、あえて置かない場所をつくる。
この余白が、海外の家らしい静けさを生みます。 - ラグのサイズを見直す
小さすぎるラグは、空間をちぐはぐに見せがち。
家具とのバランスを整えるだけで、部屋にまとまりが出ます。 - 圧迫感のないフロアランプを追加
背が高すぎず、視線を遮らないデザインを選ぶことで、
夜のリビングにやさしい奥行きが生まれました。
キッチン|「手を入れない」選択も正解
実家のキッチンは、整えるだけで十分美しい。
キッチンは、あえて大きく変えていません。
- 基本は既存のままでOK
使い慣れた動線や高さは、そのまま活かします。 - キッチン前の窓を主役に
光が入る窓まわりは、余計なものを置かず、抜け感を大切に。 - 突っ張り棒の「見える収納」をすべて取り除く
便利でも、視覚的な情報量が多くなりがち。
取り除くだけで、キッチン全体がすっきりします。 - ゴミ箱はシンク内に隠す
生活感を外に出さないことが、海外風の基本。 - ダイニングテーブルにはトレイでまとめて飾る
花瓶やオブジェを直接置かず、トレイにまとめることで、
「片付いて見える海外の食卓」を演出できます。
実例から伝えたいこと
実家×海外インテリアは、“親世代の美意識”を尊重することから始まる。
新しく買い足す前に、
- 量を減らす
- 配置を見直す
- 見せ方を変える
それだけで、実家は驚くほど洗練されます。
思い出も、使いやすさも、居心地も、
すべてを残したまま整える。
それが、私が考える実家に合う海外インテリアです。
失敗しないための注意点
やりすぎ・流行重視は避ける。
- テーマを一気に詰め込まない
- 英字・装飾を増やしすぎない
- SNSの真似をそのまましない
実家は「暮らしの場」。写真映えより、長く心地よく住めるかを基準にしましょう。
まとめ|実家だからこそ叶う、海外インテリア
実家のインテリアを海外風にする鍵は、
- 壊さない
- 思い出を残す
- 自然素材と余白を足す
この3点です。
大規模なリノベーションをしなくても、暮らしの質は確実に変えられます。
50代からの住まいは、「自分を大切にする場所」。実家という土台があるからこそ、深みのある海外インテリアが完成します。
あなたの「心地よさ」を、言葉にするところから
ASHGROVE.の 海外インテリアデザイン コンサルティングでは、
まず「心地よさの定義」を言語化することから始めます。
「こんな暮らしがしたい」
「ここだけは大切にしたい」
そうした想いを一緒に整理することで、
理想の暮らしは、憧れから現実の選択肢へと変わっていきます。
たくさんの物を買い揃えることよりも、
自分にとって本当に心地よい空間を、丁寧につくること。
それが、時間が経つほどに愛着が深まる住まいへの近道です。
ASHGROVE.では、
実家の思い出や今の暮らしを大切にしながら、
あなただけの海外インテリアを整えるお手伝いをしています。
